組み込み組合ぺんぺん草

technical notes...だったらいいな

感想「バカに教える電子回路: ~10年前の自分に贈る~」

無料キャンペーン中だったので、試しに読んでみました。

 

私自身の電子回路に関する知識は、大学の講義や実験で得たもの+α程度の貧相なものです。ですが、講義では基礎から丁寧に学ぶので、専門用語から基礎となる技術知識、かんたんな歴史的背景程度はなんとか覚えているか、あるいはちょっと検索すれば思い出せる程度のものはある…ことになっています。また、ごく簡単な実験も行ったので、まったくの迷子状態ではない…はずです。

ですので、市販のキットを用いて電子回路に触れることは可能です。しかし、部品選定や調達からを自分で行うとなると、途端によく分からなくなります。それぞれの部品の大体の意味は理解していても、それを具体的なパーツとして用いることができないからです。 

この本は、そんな人への次へのステップへの足がかりのためや、謎の漠然とした抵抗を払拭し、具体的な行動を起こす端緒とするにはいい本です。

専門用語の説明や、各部品の理論の説明はないですが(そこまでの入門的知識であれば、他にも沢山文献がありますし)、実地で使用する際の方向性を示してくれるので、秋月電子に行って部品を見ても、とてもときめくのだがどうやって、そしてどれを使えばいいのだろう?という方にオススメです。

なお、この本を読んだからといって、いきなり簡単な電子回路を組めるようになるわけではないと思います。脳内のこんがらがった知識を実地に落とし込むのに苦労している人がいれば、2015年12月末段階では無料ですので、是非。

 

しかし、こうやってみると、私は教科書レベルのお勉強は不得意ではないですが、現実に落とし込む作業がとても不得意ですね。例題が少しでもあれば、そこから広げていくことは別に不得意ではないのですが。

 

最後に、本筋とは関係ないですが、技術本の読み方として以下のように述べられていました。

決して1日何ページ読む,といったことはしません.調べたいことは調べ,面倒なら飛ばします.面倒になった時点でどれだけ時間をかけても身につきません.いくつか技術書を読んでいると(または実務でも),同じ問題は何度もぶつかるので,いずれ分かるようになります.今全てを理解する必要はありません

技術書は、理解しながら読み進めるので疲れます。うっかり読み飛ばしてしまうと、分からなくなることもあります。そのため、億劫になりがちです。実際、1章や2章で止まってしまっている技術書が沢山あります。止まってしまうよりも、ざっくりとした理解でもいいので一通り読み進め、実際に必要になった時に読み返しておくようにしたいものです。

 

Kindle本のセールや無料情報は、いつもきんどうさんから得ています。いつもありがとうございます。