組み込み組合ぺんぺん草

technical notes...だったらいいな

感想「数学文章作法 基礎編/推敲編」

セールになっていたので購入。

 

読み終わった時の感想が、「これは難しい」でした。

内容自体はとても丁寧に、平易に書かれてあるので、理解自体は容易です。しかし、これを実践となると途端に難しくなると感じました。

まず、文章を書いているときです。この時、ただひたすら自分の思いの丈をぶつけている状態です。他のことを考えている余地はありません。書き手が自分であれば、読者も自分しかいない世界にひたっています。

次に、推敲しているときです。この時は、ある程度は客観視できる状態にはなっているものの、推敲に慣れていない人が身に染み付いていない推敲技術を適切に用いることはやはり難しいです。

これら文章作成における精神と技術を自らの血肉とするためには、膨大な量の文章を作成しなくてはならないと感じます。しかし、仕様書と報告書が文章の大半を占める生活ではなかなかに遠い道のりです。

とはいえ、やってみるしかありません。私の中では以下のようなイメージです。

  1. 本書基礎編(あるいはそれをまとめたもの)を読む
  2. 文章を書く
  3. 本書推敲編(あるいはそれをまとめたもの)を読む
  4. 推敲する
  5. 脳内反省会

またレビュワーをどうするか、という問題もあります。仕様書や報告書では社内レビューもありますが、個人の文章では気軽に頼むのも難しい場合もあるでしょう。

しかし、ここで物覚えが悪くなってきた中年ならではの方法があります。つまり、「過去の自分は他人」というやつです。

プログラマなら覚えがあると思います。

  • 「このコード、アホですな!」→数年前の自分でした
  • 「このコード、頭いいな!」→数年前の自分でした

個人的な文章の場合、急ぎであることはあまりないと思います。そこで数日寝かせるのです。この記事も、5日寝かせた上で推敲しました。流石に5日程度で綺麗さっぱり忘れることはありませんが、やはり細かい言い回しなどは忘れていました。文章を抜本的に修正することまではできなくとも、客観的に理解しやすい言い回しに修正することはできそうです。

 


ここまでが、書いてから5日寝かせ、その後推敲したものです。何か飛躍的に上達するわけではないですが、誤解を招く、あるいは正確に伝わらない表現を修正することはできました。また、寝かせることでちょっと恥ずかしい自己陶酔からは覚めるので、文章の大改革はできなくとも、本当にこの文章を投稿するか?やめておくか?という確認はできます。後から見て赤面してしまうような内容を書き散らしてしまう予防にはなりますね。