組み込み組合ぺんぺん草

technical notes...だったらいいな

感想「絵で見てわかるシステムパフォーマンスの仕組み」

よっぽど小規模なソフトウェアでもない限り、避けて通れないパフォーマンスの本です。

 

パフォーマンスを計測しようとなったとき、盲目的に実行すればいいのか、負荷とはどのようなものを走らせればよいのか、悩むことがあるかと思います。また、計測結果が想定よりも悪く、改良するとなったとき、対象の規模が大きければ大きいほど、どのように着手すればいいのか途方に暮れることがあるかと思います。

 

この本では、パフォーマンスについて体系的に学ぶことができます。また、パフォーマンスがよくなかったときに、どのように原因追求を行えばいいのか、その一端を例を用いて説明してあります。

また、流石に古今東西さまざまな事象を挙げて説明することは不可能ですが、各種ツールの紹介と、それらが有用な場面を別個に説明してあるので、これらを元にさらに掘り下げて調査することが可能なようになっています。

コンピュータサイエンスの基礎的な知識(アルゴリズムなど)についても最初に説明されているので、技術者でなくともパフォーマンスについて一定のレベルで理解することができるのではないでしょうか。

 

個人的に役にたったのが、仮想化に用いられている技術の解説です。仮想環境上でのパフォーマンステストは、CPUやメモリの割当てがどのように行なわれているのかを理解していないと、やり方によっては意味がありません。

 

本書を読むことで、手探りで行っていたパフォーマンステストの計画立案や、いきあたりばったりになりかねないチューニングを筋道だてて行い、結果について上司に納得して頂きましょうw