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感想「「目標」の研究」

Overview

新たに何かを成し遂げたいと思った時、将来に向かって変わっていきたいと思った時、「目標」を立てます。目標を立てると言うのは簡単ですし、それらしい目標を立てることも、実際に達成することと比較すればそう難しいようには思えません。
ですが、目標とは何か、その意味や役割、定義まで気にすることはあまりなかったと思います。 本書は、その「目標」について掘り下げていきます。

Details

Index

Chap.1 三つのお話
Chap.2 目標とは何か
Chap.3 目標の弊害
Chap.4 機能する目標に向けて
Chap.5 人生にとっての夢や目標

Review

今まで、目標を立てたことがない人はいないと思います。
年始、年度始め、一日の始まり、いまいちな出来だった試験が終わった後、挽回したいと思った時、一念発起した時。自分の未来を輝かしいものにするべく、大目標をたてます。
そして着実に実行するために大目標を中目標、小目標に落とし込んでいきます。計画段階では一日の分量が多すぎることがありがちなことを踏まえ、適当に割り引いておくことも忘れません。
そして目標に従い計画を立て終わった時、全てが終わったかのような爽快な達成感に溢れます。とても気持ちがいいものです。
…その後の結果については、よくあるパターンとしてはまぁお察しですよねーw

このよくある失敗パターンの原因や対応策ついては、多くのビジネス書で語られてきました。やる気頼みではよくない、習慣化するため三ヶ月頑張ろう、少しでもいいので毎日着手しよう、などなど。
しかし、これらを十分に読み込んでも立てた目標を達成できないことがあります。やる気の問題だけではないのかもしれません。

そんな時、自己嫌悪に陥る前に一度深呼吸して本書を読んでみてはいかがでしょうか? 目標とはなんぞや、目標と目的の違いなど、目標そのものを考察しており、少し考えが整理されると思います。
また、目標を達成するための計画を冷静にたてることも勿論大事ですが、現実的な目標を設定するにも冷静さが必要であることが述べられています。

さらに目標に対するありようにも触れられており、「目標とは崇高なるものであり、揺るぎないものである」といった考えに囚われ、ガチガチになった心をほぐしてくれるような気がします。環境の変化や心の変化に伴い、目標や目的をがっつり変えてしまったり、止めてしまってもいいんですよねー。

リラックスした心で、改めて目標について(あるいはその目標そのものの要不要について)考えることができるようになるんじゃないかと思います。

目標達成のための具体的な助けとはならなくとも、心のありようや考え方に影響を与えることにより、間接的に目標達成への助けとなるかもしれません。